メニエール病のリハビリにはどのようなものがあるのか?
ご相談者様

めまいの症状で病院を受診し、メニエール病と診断されました。現在薬を飲んで治療をしているのですが、病院での治療以外に自分でできることはないのですか?
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メニエール病で治療を受けられているのですね。病院での治療以外に、ご自身でできるメニエール病の予防策はいくつかありますので、ご紹介しましょう。
まず最初は、平衡感覚を回復させる「ブラントーダロフ法」と呼ばれるリハビリ運動です。 -
運動ですか?めまいの症状がぶり返してしまわないか不安なのですが…。
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不安に思われるのはごもっともです。
しかし、ブラントーダロフ法は身体を起こしたり倒したりした際に、めまいが生じることを利用したリハビリ方なのです。 -
どういうことでしょう?めまいをわざと起こさせるのですか?
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おっしゃる通りです。ブラントーダロフ法は、身体を左右に傾ける運動なのですが、このときにめまいが生じることがあります。
しかし、慣れてくると徐々にめまいが起こりにくくなるのです。もちろん、あまりにもめまいがひどいときには、運動をいったん控えてください。 -
わかりました。試してみようと思います。他にはどのような方法がありますか?
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そうですね、首振り運動や首振りウォーキングもよく行われるリハビリ法です。ジョギングや水泳といった有酸素運動も、効果的といわれています。
メニエール病はストレスが原因となって引き起こされることもありますので、適度な運動を行ってストレスを発散させることは、心身にいい影響があるといえます。 -
メニエール病だからといって安静にしていればいいわけではないのですね。
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その通りです。もちろん、めまいの発作が激しいときに行うのは逆効果になってしまいますが、病院での治療を始め、症状がある程度安定しているなら、適度な運動を行った方がよいでしょう。
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よくわかりました。無理のない範囲で身体を動かそうと思います!
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そうしてください。過度なストレスや不規則な生活、飲酒・喫煙はメニエール病の症状を悪化させることがありますので、生活習慣の見直しも行ってみてください。
まとめ
・メニエール病のリハビリには「ブラントーダロフ法」が効果的
・適度な運動は心身にいい影響をもたらす
・生活習慣を見直すこともメニエール病の改善につながる