耳鼻咽喉科 渡辺医院

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耳鳴りの症状

さまざまな体の不調の中でも、耳鳴りの症状は、第三者からわかりにくいのが特徴です。 それは、ほとんどの耳鳴りが本人にしか聞こえない音であり、その症状や感じ方も人によって異なるからです。 多くの耳鳴りは、時間とともに消えていき、特に心配はいりません。ところが、「そのうち治る」と放置してしまい、いつの間にか慢性化させてしまう人が多いのも実情です。

このように、原因の見極めを誤って悪化させてしまうケースや間違った対処で症状を長引かせているケースが非常に多いのも耳鳴りの特徴といえます。

自分でできる耳鳴り危険度チェック

耳鳴りには「耳鼻科を受診すべきかどうか」の目安となるレベルがあります。しかし、それは「耳鳴りそのもののレベル」ではなく、「患者さん自身にとってどの程度気になる耳鳴りなのか」が基準です。

耳鳴りは、疲れやストレスによって一時的に起こることも多く、すぐに気にならなくなるものであれば、それほど心配はありません。

しかし、何日もやまずに続いたり、会話やテレビの音が聞こえにくい感じがしたりするときは、診察を受けていただくほうがよいでしょう。

ほとんどの患者さんが、レベル3ぐらいになると病院においでになりますが、望ましいのは、レベル2ぐらいで受診し、治療を開始することです。

耳鳴りの診断では、次のようなことが参考になるので、病院に行く前にチェックし、できればメモなどに整理していってください。

  • 耳鳴りは突然始まったのか、徐々に気になるようになったのか。
  • 耳鳴りがするのは片方の耳か、あるいは両方の耳か。
  • どのような音が聞こえるか。
  • 聞こえる音は1種類か、いくつかの音を感じるか。

さらに、適切な診断・治療を受けるためには、いっしょに起こっている症状を正しく伝えていただくこともポイントになります。

耳鳴りの主な区分

自覚的耳鳴りと他覚的耳鳴り

耳鳴りには、大きく分けると「自覚的耳鳴り」、「他覚的耳鳴り」という区分があります。 本人だけ音を感じるのが「自覚的耳鳴り」、ほかの人にも音が聞こえるものを「他覚的耳鳴り」といいます。

耳鳴りのほとんどは自覚的耳鳴り

私たちが耳鳴りと認識している症状の大半は、自覚的耳鳴りです。

高齢で血圧の高い人などに起こる他覚的耳鳴り

他覚的耳鳴りとは、耳鳴りを訴える人の耳のあたりに聴診器を当てると、血液の流れる音(ドクンドクン、あるいはザーッといった音)や、耳の周囲の筋肉がけいれんする音(コツコツ、プツプツといった音)が聞こえるというものです。 血圧の高い高齢の方などに起こり、高血圧が原因となっている場合は、薬で血圧を下げると耳鳴りも治まることがあります。 ただし、通常は自覚的か他覚的かで、耳鳴りの治療法が大きく変わるわけではありません。

単音性耳鳴りと雑音性耳鳴り

音が1種類だけ聞こえるものを「単音性耳鳴り」、異なる音がいくつか合わさって聞こえるものを「雑音性耳鳴り」といいます。

聞こえるのが一つの音だけ

私たちの耳には、低い音から高い音まで、聞き取れる音の幅があります。 そのうち一部の高さ(周波数)の音が聞こえづらくなると耳鳴りが起こります。これを「単音性耳鳴り」といいます。 どの周波数帯が聞こえづらいのかは、聴力検査をすればわかります。 それによって、単音性耳鳴りは低音性や高音性に区別されます。 単音性耳鳴りが気になる場合、なんらかの原因で一部の音が聞こえづらくなっている「難聴」の可能性もありますので、早めに耳鼻科で相談してください。

音がいくつか混ざっているように聞こえる

雑音性耳鳴りは、単音性耳鳴りより原因が複雑なことがあります。 例えば、いろいろな音がうるさく感じられる場合、聴覚過敏の可能性があります。 聴覚過敏に関係が深い病気としては、メニエール病や片頭痛が挙げられます。 耳鳴りをひんぱんに繰り返し、めまいを伴うことが多いのも特徴です。 いずれにしても、雑音性耳鳴りは原因となっている病気を見極める必要があります。

低音性耳鳴りと高音性耳鳴り

耳の中で低い音が鳴っているように聞こえるのが「低音性耳鳴り」、高い音が響いているように聞こえるのが「高音性耳鳴り」です。

「ブーン」とか「ゴーッ」という低い音が聞こえる

このような低音性耳鳴りは、耳が詰まったような感じを伴い、気圧が急に変わったときや、ストレスがたまったときにも起こりやすい症状です。 危険な病気が潜んでいることはまれですが、実際に「中耳炎」や「耳垢塞栓」を起こして耳が詰まってしまっている場合もあります。 また、「メニエール病」や「突発性難聴」も低音性耳鳴りの原因になります。

「キーン」とか「ピーッ」という高い音が聞こえる

金属音や電子音のような音が聞こえる高音性耳鳴りは、耳をふさぐと耳鳴りが大きく聞こえるのが特徴。 聴力検査を行うと、高音部の聞こえが悪くなっています。 原因としては、加齢による「老人性難聴」や、騒音のする職場で働き続けていると起こる「騒音性難聴」(職業性難聴)などが考えられます。

慢性耳鳴りと突発性耳鳴り

いつも耳鳴りがしているように感じるのが「慢性耳鳴り」、一方、激しい耳鳴りが突然起こるのが「突発性耳鳴り」です。

ずっと続くか決まった時間に感じる耳鳴り

ときどき気になる耳鳴りが、くり返し起こるのも慢性耳鳴りです。 診断の基準としては、その状態がどの程度つらいのかが重要になります。 耳鳴りは、静かな場所にいると誰にでも起こる現象なので、くり返し耳鳴りがしても、それが夜寝るときなど、静かな環境でだけならまず心配はありません。 ただし、加齢によって耳の聞こえが悪くなってくると、よりひんぱんに耳鳴りを自覚するようになります。 年配の方の慢性耳鳴りは、多くが「老人性難聴」の症状です。

突然激しい耳鳴りがする

耳鳴りが起こるのは、その音が入ってきているからではありません。 逆に、耳の聞こえが悪くなったために、脳で違和感が生じて起こる場合が多いのです。 「突発性難聴」や「メニエール病」などで聴力が低下すると、脳がうまく聴覚情報を処理できなくなって、突発性耳鳴りが起こります(メニエール病の耳鳴りは、慢性と突発性のどちらでも起こることがあります)。 また、突発性の耳鳴りは、カゼを引いたときなどにも起こることがあります。

片側性耳鳴りと両側性耳鳴り

左右どちらかの耳にだけ耳鳴りを感じるのが「片側性耳鳴り」、左右同時か、入れ替わるようにどちらの耳にも起こるのが「両側性耳鳴り」です。

左右どちらかだけ耳鳴りがする。

片側だけの耳鳴りは、耳自体に異常があるときに起こります。 例えば、「中耳炎」や「突発性難聴」に伴う耳鳴りは、トラブルが生じた側の耳に感じます。 また、これは非常にまれなケースですが、片側性耳鳴りは「聴神経腫瘍」によっても起こります。 耳の聞こえが悪い自覚はないのに、片側の耳に耳鳴りがある場合、聴力が低下している可能性があり、音が脳に届く途中に問題があると考えられます。 その場合、腫瘍のしわざでないかどうかも、専門医は必ず見極めているわけです。

左右同時か、交互に入れ替わり耳鳴りが起こる。

耳鳴りが、左右同時か交互に起こる場合は両側性耳鳴りです。 難聴の中でも、加齢によって起こる「老人性難聴」に伴うものは両側性耳鳴り、また、「メニエール病」や「片頭痛」による耳鳴りも両側性です。 メニエール病は、普通、左右どちらかに強く耳鳴りを感じることが多いのですが、それが右になったり左になったりします。 同じ耳の中でも、鼓膜や中耳ではなく、内耳の水分代謝に原因があるからです。

 

《耳鳴りの基礎知識コラムはこちら》
■耳鳴り発生の原因と、苦痛を感じるメカニズムを知ろう■

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