片側性耳鳴りと
両側性耳鳴り
左右どちらかの耳にだけ耳鳴りを感じるのが「片側性耳鳴り」、左右同時か、入れ替わるようにどちらの耳にも起こるのが「両側性耳鳴り」です。
左右どちらかだけ耳鳴りがする
片側だけの耳鳴りは、耳自体に異常があるときに起こります。 例えば、「中耳炎」や「突発性難聴」に伴う耳鳴りは、トラブルが生じた側の耳に感じます。 また、これは非常にまれなケースですが、片側性耳鳴りは「聴神経腫瘍」によっても起こります。 耳の聞こえが悪い自覚はないのに、片側の耳に耳鳴りがある場合、聴力が低下している可能性があり、音が脳に届く途中に問題があると考えられます。 その場合、腫瘍のしわざでないかどうかも、専門医は必ず見極めているわけです。
左右同時か、交互に入れ替わり耳鳴りが起こる
耳鳴りが、左右同時か交互に起こる場合は両側性耳鳴りです。 難聴の中でも、加齢によって起こる「老人性難聴」に伴うものは両側性耳鳴り、また、「メニエール病」や「片頭痛」による耳鳴りも両側性です。 メニエール病は、普通、左右どちらかに強く耳鳴りを感じることが多いのですが、それが右になったり左になったりします。 同じ耳の中でも、鼓膜や中耳ではなく、内耳の水分代謝に原因があるからです。
検査の方法

■ ティンパノンメトリー(ティンパノグラム)

■ オーディオグラム(純音聴力検査)