慢性耳鳴りと
突発性耳鳴り
いつも耳鳴りがしているように感じるのが「慢性耳鳴り」、一方、激しい耳鳴りが突然起こるのが「突発性耳鳴り」です。
ずっと続くか決まった時間に感じる耳鳴り
ときどき気になる耳鳴りが、くり返し起こるのも慢性耳鳴りです。 診断の基準としては、その状態がどの程度つらいのかが重要になります。 耳鳴りは、静かな場所にいると誰にでも起こる現象なので、くり返し耳鳴りがしても、それが夜寝るときなど、静かな環境でだけならまず心配はありません。 ただし、加齢によって耳の聞こえが悪くなってくると、よりひんぱんに耳鳴りを自覚するようになります。 年配の方の慢性耳鳴りは、多くが「老人性難聴」の症状です。
突然激しい耳鳴りがする
耳鳴りが起こるのは、その音が入ってきているからではありません。 逆に、耳の聞こえが悪くなったために、脳で違和感が生じて起こる場合が多いのです。 「突発性難聴」や「メニエール病」などで聴力が低下すると、脳がうまく聴覚情報を処理できなくなって、突発性耳鳴りが起こります(メニエール病の耳鳴りは、慢性と突発性のどちらでも起こることがあります)。 また、突発性の耳鳴りは、カゼを引いたときなどにも起こることがあります。
検査の方法

■ ティンパノンメトリー(ティンパノグラム)

■ オーディオグラム(純音聴力検査)