単音性耳鳴りと
雑音性耳鳴り
音が1種類だけ聞こえるものを「単音性耳鳴り」、異なる音がいくつか合わさって聞こえるものを「雑音性耳鳴り」といいます。
聞こえるのが一つの音だけ
私たちの耳には、低い音から高い音まで、聞き取れる音の幅があります。 そのうち一部の高さ(周波数)の音が聞こえづらくなると耳鳴りが起こります。これを「単音性耳鳴り」といいます。 どの周波数帯が聞こえづらいのかは、聴力検査をすればわかります。 それによって、単音性耳鳴りは低音性や高音性に区別されます。 単音性耳鳴りが気になる場合、なんらかの原因で一部の音が聞こえづらくなっている「難聴」の可能性もありますので、早めに耳鼻科で相談してください。
音がいくつか混ざっているように聞こえる
雑音性耳鳴りは、単音性耳鳴りより原因が複雑なことがあります。 例えば、いろいろな音がうるさく感じられる場合、聴覚過敏の可能性があります。 聴覚過敏に関係が深い病気としては、メニエール病や片頭痛が挙げられます。 耳鳴りをひんぱんに繰り返し、めまいを伴うことが多いのも特徴です。 いずれにしても、雑音性耳鳴りは原因となっている病気を見極める必要があります。
検査の方法

■ ティンパノンメトリー(ティンパノグラム)

■ オーディオグラム(純音聴力検査)