自覚的耳鳴りと
他覚的耳鳴り
耳鳴りには、大きく分けると「自覚的耳鳴り」、「他覚的耳鳴り」という区分があります。本人だけ音を感じるのが「自覚的耳鳴り」、ほかの人にも音が聞こえるものを「他覚的耳鳴り」といいます。
耳鳴りのほとんどは自覚的耳鳴り
私たちが耳鳴りと認識している症状の大半は、自覚的耳鳴りです。
高齢で血圧の高い人などに起こる他覚的耳鳴り
他覚的耳鳴りとは、耳鳴りを訴える人の耳のあたりに聴診器を当てると、血液の流れる音(ドクンドクン、あるいはザーッといった音)や、耳の周囲の筋肉がけいれんする音(コツコツ、プツプツといった音)が聞こえるというものです。 血圧の高い高齢の方などに起こり、高血圧が原因となっている場合は、薬で血圧を下げると耳鳴りも治まることがあります。 ただし、通常は自覚的か他覚的かで、耳鳴りの治療法が大きく変わるわけではありません。
検査の方法

■ ティンパノンメトリー(ティンパノグラム)

■ オーディオグラム(純音聴力検査)