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耳の疾患が原因のめまい | 耳鼻咽喉科 渡辺医院
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2018年10月24日

耳の疾患が原因のめまい

耳の疾患がめまいの原因となることが多いのをご存知でしょうか。
耳の中は非常に複雑な構造になっており、音を感じて脳に伝えるだけでなく、平衡感覚をつかさどっている器官もあるので、めまいの原因になることが多いのです。

今回はめまいの原因となる耳の病気についてご紹介します。

メニエール病

メニエール病のめまい発作は、自分の周りのものがグルグル回っているような症状です。目まいとともに低音が聞こえにくい難聴が起こり、多くの人が耳鳴りを感じます。そのとき聞こえるのは「ザー」「ジー」という感じの低音です。人によっては吐き気をもよおし、実際に吐いてしまう人もいるほどです。
さらにこうした症状が繰り返し起こるもの特徴で、患者さんにとってはとてもつらい病気です。
治療は薬物療法が主で、発作を抑える抗めまい薬や内耳の状態を改善する利尿薬、循環改善薬などが処方されます。

良性発作頭位めまい症

めまいの原因として多く見られる症状で、頭を動かしたときに回転性のめまいが起こります。発作は大体数十秒ほどでおさまりますが、非常に強いめまいなので、不安に感じる患者さんが多いです。内耳になんらかのトラブルが生じることが原因ですが、耳鳴りや難聴を伴うことはありません。

突発性難聴

突然片方の耳がほとんど聞こえなくなるといった症状が表れ、まれに両耳に表れることもあります。老人性難聴とは異なり、年齢に関係なく発症し、男女差もほとんどありません。
多くの患者さんが耳鳴りを訴え、半数の人には回転性のめまいも起こります。
感音性難聴は早めに治療を受けることが非常に重要で、早ければ早いほど完治する可能性が高まります(1週間が目安)。

前庭神経炎

突然立っていられないほどの激しい回転性のめまいを引き起こす病気です。そのめまいは、頭を動かしたときだけでなく、安静にしていても続くものです。発作は数日間続くことが多く、吐き気や嘔吐によって食事をとることもままならなくなってしまいます。
前庭神経炎の発作が起きたら、安静にして薬物療法で症状を緩和します。あまりに症状が重篤な場合には、入院が必要になることもあります。

脳に原因がある場合は注意が必要

小脳梗塞

めまいの原因のうち、脳卒中が占める割合は微々たるものですが、診断の際に「脳卒中かどうか」を見極めることが重要です。
命に関わるような脳梗塞では、意識を失ったり手足のしびれが出るので、診断は比較的容易です。しかし、すぐには分からないような小さな脳梗塞はもっと頻繁に起こっています。
小脳梗塞は複数の場所で起きたり、繰り返しているうちに大きな発作と同様の障害をもたらす場合があります。

脳動脈瘤

脳動脈瘤は脳の動脈にできるコブです。脳にあるたくさんの動脈のどこかの壁が弱くなり、そこが風船のように膨らんで血管にコブが形成されます。
脳動脈瘤が最もできやすいのは「脳低部」と呼ばれる脳の下の方で、ここの血流が一時的に不足すると「椎骨脳底動脈循環不全」といってめまいの原因になります。

聴神経腫瘍

脳腫瘍もめまいの原因となる脳の病気です。その中でも特にめまいの原因となることが多いのが聴神経腫瘍です。聴神経腫瘍は良性の腫瘍ですが、腫瘍ができた側に難聴や耳鳴りを引き起こします。

ご紹介したように、めまいは耳もしくは脳のトラブル・病気によって引き起こされることがほとんどです。自分で判断せずに、激しいめまいがあったり、めまいが繰り返し起こるようなら、医師の診断を受けることをお勧めします。

渡辺医院院長 渡辺繁

東大病院耳鼻咽喉科助手、JR東京病院勤務を経て1988年に渡辺医院開業。日本耳鼻咽喉科学会専門医。日本耳鼻咽喉学会・日本めまい平衡医学会所属。

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