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めまいの症状を医師に伝える際のポイント | 耳鼻咽喉科 渡辺医院
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2018年11月15日

めまいの症状を医師に伝える際のポイント

めまいに悩む患者さんは非常に多く、全年齢の1割超、65歳以上の高齢者に限ると3割以上ともいわれています。
このようにごくありふれた症状ありながら、めまいは、本人以外に分かりにくいのが特徴です。
例えば、「熱がある」「咳が出る」といった症状は他人でも分かりやすく、どんな症状なのかおよそ察しがつきます。

一方、「めまいがする」といわれても、どんな症状なのかうまく伝わらないことが多く、もどかしさを感じている方は多いのではないでしょうか。

本コラムでは、めまいの症状を医師に伝える際のポイントをご紹介します。

めまいの症状が伝わりにくいのはなぜ?

めまいの症状が伝わりにくい理由の一つは、症状の表れ方にさまざまなタイプがあることでしょう。

めまいには、大きく分けると、目の前がグルグル回るように感じられる「回転性めまい」とそれ以外の「非回転性めまい」があります。
ただし、これはあくまで医師が診断するうえでの区分に過ぎず、患者さんはめまいの種類まで把握しておく必要はありません。
患者さんはご自身が感じている自覚症状をありのままに言っていただくと医師の診断がしやすくなります。

「どのようなめまいを感じているのか」という体感を自分なりの言葉で伝えることが重要で、擬音や例えを使った身近な言葉で構いません。
例えば、「目の前がくるくる回っている」とか、「体がフワフワと浮いているような感じがする」といった症状を聞けば、専門医ならかなり的確にめまいの状態や原因をとらえることができます。

医師がめまいを診断しにくくなってしまうケースには、患者さんご自身が「本当の症状」を伝えることができていないことが少なくありません。
めまいは吐き気を催すほどの気持ち悪さを伴うことがあり、その症状のつらさから、うまく言葉で表現できないこともあるでしょう。

また、めまいに対する不安感から、実際に感じているよりも大げさに症状を表現したり、普段、頻繁に悩まされている症状を、そのとき感じていないからといって伏せられてしまったりすると、正確な診断が難しくなってしまいます。

めまいは、「患者さんと医師の間で、円滑なコミュニケーションができているほど、診断・治療がしやすくなる」症状なのです。

医師にめまいの症状を伝えるポイント

医師にめまいの症状を伝えるには、「どのようなめまいがするのか」「どんなときにめまいが起こるのか」を具体的に話すことが重要です。

【めまいの種類】

・回転性めまい
自分、あるいは周囲のものがグルグル回ったり、周囲のものが左右あるいは上下に流れていったりといった症状を感じます。

・動揺性めまい
非回転性めまいの一つで、頭あるいは体が揺れている感じがしたり、体がフラフラして、実際に歩くとふらついてしまうこともあります。

・浮動性めまい
非回転性めまいの一つで、体あるいは足元がフワフワしたり、体が宙に浮いているように感じたりします。患者さんの中には、雲の上を歩いている感じ、船に乗っているような感じと表現する方もいます。

【めまいが起きるきかっけ】

・横になったときや寝返りを打ったときにグルグル目が回る
「良性発作性頭位めまい症」という病気の特徴的な症状です。自然と治ることがほとんどですが、ごくまれに「悪性発作性頭位めまい」という脳に原因がある病気の場合もあるので、医師の診断を受けるようにしてください。

・急に首を回したり、上を向いたりしたときにめまいが起こる
脳に血液を送っている動脈の血流が一時的に悪くなったために起こるめまいだと考えられます。

・大きな音を聞いた時にめまいが起こる
耳の中の「内耳」に何らかの原因があると考えられます。

・耳を押したり圧をかけたりするとめまいが起こる
中耳炎の一種を起こしているときの症状です。

このように、「どのようなめまいを感じているのか」「どんなときにめまいが起こるのか」を詳しく伝えてもらうと、医師の診断がスムーズ且つ正確に行えるようになるのです。

渡辺医院院長 渡辺繁

東大病院耳鼻咽喉科助手、JR東京病院勤務を経て1988年に渡辺医院開業。日本耳鼻咽喉科学会専門医。日本耳鼻咽喉学会・日本めまい平衡医学会所属。

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